2014年1月18日土曜日

IFRS再入門

イージフの野口です。


日本ではIFRSの任意適用を拡大させたいという方向性が金融庁から打ち出されていますが、実際にはどれだけ任意適用企業が増えるかはまだわかりません。


しかし、このような状況はもったいないとも言えます。なぜなら、IFRS財団への資金拠出が最も多い国は日本なのです。日本からの資金はFASF(財務会計基準機構)が窓口となっており、日本企業からの資金がIFRS財団に拠出されていることになります。かつては米国からの資金が一番多かったのですが、米国がIFRS強制適用の方針を撤回してから急速に資金拠出は少なくなりました。そこで日本が最大の資金拠出国となったわけですが、それだけの資金を提供しているのだから、もっと日本でもIFRSを使わなければもったいないように思います。


IFRSの開発について、資金面でのサポート、IASBへの日本人の参画と日本からの貢献は決して少なくないと思います。しかし、その利益を享受している日本企業は少ない状況です。


IFRSが必要な企業はたくさんあると思いますので、そのような企業がIFRS再入門できるようにIFRS導入についての記事を連載しています。今回は最終回の5回目の記事が掲載されましたのでご紹介します。


 


今からプランをしたい「IFRS適用後のフォロー体制」 - TechTargetジャパン 経営とIT


是非ご覧ください。よろしくお願いします。


 


イージフ 野口由美子


 


 


 



2014年1月7日火曜日

IFRS、2014年はここを押さえる

イージフの野口です。2014年になりました。今年も当ブログをよろしくお願いします。


昨年、2013年はIFRSの基準開発に大きな進展がありました。一番大きな成果は収益認識の審議が完了したことだと思います。非常に長い審議期間となりましたが2014年に最終基準書が公表されることになります。収益認識を1つのモデルに集約するという基準改訂の目的達成に一定の成果を上げたと思います。その他注目されているトピックでは、リースについて、こちらは公開草案が再検討されることとなりました。リースは今後の審議のスケジュールも立っていません。新しい基準書ができるまでまだまだ時間がかかりそうです。


近年、特に最近は金融商品関係の審議には多くの時間が割かれており、2014年の基準書公表を目指して(実際は実現するかは微妙なところだと思いますが)議論が進められています。2014年にまず注目すべきトピックは金融商品ではないでしょうか。


金融商品については、いろいろ改訂の対象となるトピックがあるため、複数のプロジェクトが進められています。


認識と測定のプロジェクトでは、金融商品の評価方法がこれまでよりも簡素化した形に変更される予定です。減損のプロジェクトでは、債権等の金融商品の引当金の算定がこれまでよりも早いタイミングで損失を計上するようなアプローチが提案されています。これらは、金融機関だけでなく、多くの一般事業会社にも関係のある内容ですので、注目されています。


IASBの理事による会議は毎月開かれており、そこでは毎回いろいろな議論がなされています。その内容の中から、日本の企業に影響のある注目すべきトピックについて、これまでの経緯を知らない方にも分かるように解説する記事を毎月連載させていただいています。最新号は、


旬刊経理情報(中央経済社)2014年1月1日・10日合併号


に、2013年11月の審議状況が掲載されています。コンパクトに最新の情報を知ることができますので是非ご覧下さい。


よろしくお願いします。


イージフ 野口